仕事の流儀 北島康介と大ちゃん

先日放送されていた「プロフェッショナル仕事の流儀 北島康介」の録画を見る。
大ちゃんと全く同じことを言っていて、大ちゃんよりも先に進んでいるだけに大ちゃんが考えているだろうこと、それからこれから大ちゃんが経験するだろうことを勝手に北島康介選手にダブらせてみていた。
水泳とフィギュア。
タイムではっきりと勝ち負けがわかる競技と、ジャッジの主観での採点競技とは比べられないところもあるけれど、勝敗が明確な水泳であっても、タイムだけではない部分でのこだわりを持って自分の競技人生を続ける北島選手の姿はかっこいいと思った。
アスリートであること、優勝することだけではないということ。
年齢肉体との闘いもまたアスリートであるがゆえに限界に挑みたいという欲求。
その反面若い頃のような勝ちにこだわる貪欲さが薄れていくことで、試合感のぶれが出たり。
大ちゃんも同じことを言っていた。
身体は若い頃よりも体力もあるし技術もあるにも関わらず、気持ちがそれについていかないフラストレーション。
この食い違いは私のような凡人にはよくわからないけれど、それでも現役にこだわっているというのは勝ちたいというアスリートの本能がまだ消えてはいないからではないかと思う。
北島選手がなぜ現役をつづけるのか?という質問になんとなくと答えていたけれど、多分言葉ではあらわせないものがあるんだと思う。
あいまいだから現役をやめることができない。
楽しくやめたいと北島選手は番組内で言っていたけれど、まだ泳ぐことで楽しさや喜びを感じられるという予感があるからなんだと思う。

そして、先日の体育会TVでのスキージャンプの葛西選手
彼も低迷期もありつつ7回のオリンピック出場、そして念願のメダル獲得。
今ウィキを見てたんだけど優勝どころか表彰台も常連というわけでもないけれど、このオリンピックに結果を出す執念。
失礼なこちに私すっかり彼は引退しているとばかり思っててオリンピックのメンバーに決まった時にまだ現役だったのかと思ったくらいだったんだけど。

体育会TVでビートたけしが葛西選手に送った表彰状の全文を転記しておきますが

「表彰状 葛西紀明殿

ソチオリンピックでの銀メダル獲得おめでとうございます。あなたのスキージャンプ人生が始まったのは小学校3年生の時、近所の女風呂を覗きたいとの一心で屋根からジャンプしたのをたまたま見た地元の指導者から「類まれなる逸材だ」とスカウトされたのがきっかけでした。
その後、めきめきと力をつけ、オリンピックに出場するまでになりました。念願の母国開催の長野オリンピックでは団体戦に出場するかと思いきや怪我に泣き欠場。その時、金メダルを獲った原田選手の大げさな泣き顔と船木選手のまるで田舎のヤンキーのような眉毛を見て悔しさのあまり突然似合わない金髪にしてしまった葛西選手の気持ちは分からないでもありません。
しかし、その悔しさをバネにまた「メダルを獲ればすすきのでモテるはず」と心に誓い、懲りずに41歳にして7度目のオリンピック出場。見事に個人で銀、団体で銅を獲得しました。
しかしその裏で、若いモノには出場機会を与えず、全力で出る杭を打って、その姿はまさに努力の賜物。これからの日本スキージャンプ界の先行きを怪しいものにしてくれました。
さらに、銀メダルを獲った直後、国際電話で12歳も年下の美人の女性に「お前しかいない。結婚しよう」とプロポーズしていたのには「さすがのレジェンド」と言わざるをえません。
これからもスキー界の加藤鷹、もとい加藤茶として夜のK点越え、夜のバッケンレコードを更新していただきたいものです。

2014年 100まで飛ぼう協会会長 飛升二郎」

ぜひ大ちゃんも、若いものには出場機会を与えないくらい全力で出る杭を打ちまくってアスリートとしての執念を見せて欲しいものです。
織田くんの引退の発言を引用して、大ちゃんが引退しないことに苦言を呈するようなことを言う方も見受けられるし、マスコミなんかも世代交代をあおり引退を即すかのごとき報道をしたりしていたけど、アスリートであれば先輩を乗り越えて行けなくちゃいけないわけで引退したその穴をうめようなんてちっさい考えでは世界とは戦えないと思うし。
全力で出る杭を打つっていう言葉だけどビートたけしはそれを笑いにしてはいるけれど、本音でもあると思う。
全力で若手をおさえ続けることができるってことがどれほど並々ならぬ努力がその裏にあるかってことを。

大ちゃんの場合は足の怪我の具合もあるから現役続行は本当に簡単には決断はくだせないとは思うけれど、年齢がいったアスリート=引退という道ではなく、その先にある道っていうのをまだ大ちゃんに示してもらいたいな思ったりする。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

1. まったくその通りです

どの競技も年齢がいくと「若手が出て来れない」「まだやってるの?」など心無い
事をいうメディアや一般人もいますが、フィギュアは特にこの声が異常に大きい
ように思えて憤りを感じます。若手はその杭を跳ね除ければいいだけの事。
なのにベテランだけ叩かれる風潮は如何なのかと思います。
織田くんは性格が良いのもありますけど、自分の力を過小評価しているのも
ひつの要因では?と思います。選手によっていろんな生き方があっていいのに、
多様化を許さないような印象作りをしているメディアと連盟にも大きな責任が
ある感じます。

2. Re:まったくその通りです

>小梅さん
織田くんの場合は家族を養わなくてはならないという現実問題もあるわけで。
彼自身バラエティ番組で、賞金が出ても全て振付やコーチ代で消えていくと言っていたし。
今年は彼もショーの出演が多いけれど、前年度まではショーはあまり呼ばれてはいなかったので実収入を得るという意味でも家族という現実の前には引退もあったと思うんですけどね。
むしろ若い年齢で引退しなくてはならないスポーツだからこそ、ベテランが後輩のためにフィギュアに関われる仕事の幅を広げられる道を作ってあげるのも一つの選択肢ではないかなと思ってます。

3. 同意です

同意です。
「先輩がいるから 出られない」のでは ないですよね。先輩を超えればいいだけの話で。
それくらいじゃないと、世界では戦えないかと。

年齢うんぬんではなく、世界で戦える選手が代表になることが、
そのスポーツのためにも、国のためにも、なることですよね(^^)

4. 同意です。

北島選手はこの間の日本選手権のレース後に辞めるきっかけがほしいと言ってました。
大輔君も北島選手も競技者として生きるのが好きなんだと思います。
好きだからこそ自分の競技人生にいろんな意味で納得なり満足なりができないうちは辞められないんだろうなと。
それが大輔君の場合は綺麗に終われなくてもやりきった時がその時なのかなと。
頂点までいった人が戦い続ける姿は後輩達にとって、たくさんの事を学ぶいいお手本になり、追いつき追い越せと目標になる事で競技の底上げに繋がり良いことだと思うのですが。
結局、その選手がやってきた事に対してなんのリスペクトもないから目新しいのが出てきたら簡単に手のひらを返すような仕打ちができるんでしょうね。

5. 無題

こんばんは

私も織田君のアナザースカイ放送後の多分
金メダリストファンからであろう、大ちゃんバッシングにむしゃくしゃしてしまっています。
こんな事で、心を乱されてはいかん!と思いながらもやっぱり腹が立ちます。

水泳は好きでよく観ています、入江選手が今年の日本選手権でリベンジを果たしたのは見ていてスカッとしました。
若手の萩野選手に昨年は負けてしまって自信喪失していたんですが、今年は快勝でした。顔つきも精悍になっていて、年々顔つきが凛々しくなっていく大ちゃんと重なりました。

若手選手は、上に強い選手がいてなんぼだと思います。
みんなそうやって追い越して世界へ出ていくのだから…
先輩がどうぞどうぞと譲ったところで世界では戦えないのが現実です。
北島選手も大ちゃんとは対談していましたよね。2人はなんとなく感覚が似ているな。
みたいな話しもしていたような気がします。

2人とも、お互い自分の競技がとても好きで
好きだから純粋に続けているような感じがして応援したくなります。

6. 無題

年齢的にどこまでやれるか、に挑戦する選手がいてもいいと思いますね。
底辺を広げることも大切だけど、ベテランになっても息長く続けられる環境を整えていくことができれば、競技の基盤はぐっと充実していくと思うんですけれど。

大ちゃんって人は、スッキリきれいに終わるなんてできない人なんじゃないかと、この頃思ってます(笑)
何にせよ、この先の道もきっと道なき道を行くんだろうな、と胃の痛くなるような想像をしながら、それでもやっぱり大ちゃんのスケートが見たいと思う毎日です。

7. 遅い時間に……

こんばんは。
ののまめさんや皆さんのコメントを、何度もうなずきながら読みました。
最近の大輔さんへの変な風当たり、腹立たしいの一言です。そもそも、現役続行か否かは、その人の生き方に関わる問題なのだから、他人がとやかく言うことじゃないですよね。
北島選手もそうだけれど、一度頂点に立った選手が、ベテランと呼ばれる年齢になってなお、現役を続けることの方が苦しいのなんて、本人が一番分かっている。それでもあえてその道を行こうとするからには、それこそ私たち凡人の想像を超えるような努力と覚悟をしているはず。何の努力も苦労していない人間が、そういう人たちを揶揄する資格はないと思います。

話は変わりますが、荻野選手は私の住む栃木県の出身です。先日の日本選手権で入江選手に負けましたが、そのときのインタビューに、先輩を尊敬しつつもそれを超えたいという心意気が感じられ、好印象を持ちました。
偉大な先輩がいてこそ、若手が伸びるのです。
いや、それ以前に、先輩の背中を追い続けてきたから、今があるのでしょ?そのことを忘れないでほしいものです。

8. 無題

ののまめさん、はじめまして。
以前から楽しくブログを読ませていただいてました。
高橋選手大ファンのミッキーと申します。

北島選手の番組、私も観ました。
そして、観ながら、高橋選手とダブらせていました。
高校時代水泳部に所属していたので、北島選手も大好きで応援しているものとして、あの番組は良く作ってくれているな。と思ったものです。

北島選手の記録ではない・・・と言う言葉が印象に残ってます。
そうなんですよね。
ただ、水泳が好き。
だから、続けたい。それで良いじゃないですか!
と思います。

高橋選手も、フィギュアスケートが好き。
だから、現役を続けたい・・・と思ってらっしゃるのであれば、続けて良いと思います。
そんなアスリートを私は心から尊敬します。
そうやって、その競技の歴史を作って行くアスリート立派だと思います。

スケートの清水選手は後輩に負けた事に対して悔しいと思わなくなったから引退を決めたって仰ってました。
高橋選手・北島選手お二人ともご自分が納得行くまで貫いていってもらいたいと思います。
私も最後の最後まで応援していきます!!
リンク
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター
ののまめアナライズ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR